「あなのなかから」

演劇解放軍「作戦会議」かぢきんの見聞録。
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いつ見ても波乱万丈パンクロック版。
評価:
アーサー・“キラー”・ケイン,スティーヴン・モリッシー,デヴィッド・ヨハンセン,シルヴェイン・シルヴェイン,バーバラ・ケイ,イギー・ポップ,ミック・ジョーンズ,ボブ・ゲルドフ,クリッシー・ハインド,グレッグ・ホワイトリー
キング
NYパンクシーンに咲いた徒花「ニューヨーク・ドールズ」のオリジナルメンバー
アーサー(キラー)ケインの最晩年を映したドキュメンタリー。
年老いて、信仰心と昔の栄光に支えられて生きて来た彼が、
降って沸いたバンド再結成に向けて、
少しずつロッカーの顔を取り戻していく姿に胸が震える…。

ニューヨーク・ドールズと云うバンドは、とかく不運のバンドとして
伝説が語り継がれていて、未だ、熱狂的なファンやリスペクトするロッカー達も多い。

再結成の話にケインの胸に去来した物はなんだったろう?

メンバーとの確執、演奏への不安、オーディエンスの反応…。

果たして…
彼は、その際結成のステージで 見事にニューヨーク・ドールズとして復活する!
そして、2週間後、白血病によって天に召された…。

全て、観終わって気づくが、彼を支えたのは、
きっと信仰心や華々しい過去ではなく、もう一度ニューヨーク・ドールズとして、
ステージを踏みたかったのだと…。
それが証拠に
生活に困窮したケインが、質入したベースギターに利息を
せっせと払い続けていた事からでも判る。
| 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 作戦会議室室長*かぢきん
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